両親のために二世帯住宅の注文住宅を

永年にわたり役所の建築部門に努めていた実父がいよいよ定年退職を迎えた頃、丁度、我々はそろそろマイホームの新築の注文住宅を検討していた時期でもありました。 そんなことで、同居を勧めたところ両親ともにこの折角の機会だから一緒に住むことを同意してくれたのです。 勿論、親父の退職金と現在住んでいるマンションの売却費を当てにしての話でした。



其れには条件があって、二世帯住宅のタイプの注文住宅にすることでした。 結果として、母屋との隣合わせの二世代住宅で、基本的には一体型の住宅にし、孫たちや両親たちが連絡用のドアーで自由に行き来できるようなタープにしたのでした。 ただ両親の別宅の居間などの居住空間は、別玄関が付いた1DKタイプで、生活そのものは二人で独自でできるようにしたのです。


さて、注文住宅の建物に関しては地元の住宅展示場を何回か見分して、○○工務店や○○林業、其れに軽量鉄骨の地震に強い〇〇ハウスなどを検討いたしましたが、最終的には純和風の○○林業の戸建ての建物に、家族と相談しながら決めました。 


モデルハウスでの実際の建物もそうですが、特に屋内の間取りの取り方や水周りのLDKの作り方も上さんも気に入っていて、係員や営業マンの説明もお客に対して丁寧で親切で、しかも二世帯住宅の建築や建物に関して知識や造詣も深い感じがしたのです。 特に人との関係はこれからは長い付き合いになるので、このあたりのアフターサービスの面でも安心して任せられると感じたのでした。


建築した場所は都心から見ると神奈川県の小田急線の主要な駅からバス、又はマイカーを使うほどの遠距離ではありますが、其処は緑も多く環境的にも申し分ないところでしたし、両親たちも充分に納得したようです。 そんな事も有って自然にマッチした気候的にも日本の風土に合っている、昔から歴史ある木造の建物と言う事でもあり、知名度も高い○○林業ということに決めたのです。 


建物に関しては瓦屋根の和風の切り妻や入母屋作りではなく、やや洋風の形をしたものですが、屋内の作りでは間仕切りや部屋の様子は檜の香りのする素材を存分に使用して、露出した檜の柱も和風の雰囲気を充分に味わうことが出来ているし、建物に関しても両親は満足していたので良かったと思っているのです。。